託児所運営の民家で火災、子ども5人が死亡 米東部
(CNN) 米東部ペンシルベニア州の北西部に位置するエリー市で11日未明、託児所を兼ねた民家から火が出て、預けられていた子どもら5人が死亡した。
地元消防当局の責任者がCNNとのインタビューで語ったところによると、火災は午前1時15分ごろに発生した。
出火当時、家の中にいたのは8人。消防士らは2階の寝室から、生後8カ月から8歳前後までの子ども計5人を運び出したが、全員が死亡した。
このうち4人は託児所が夜間勤務の母親から預かっていたきょうだいで、1人は家主の子どもだった。
さらに家主の女性と、救助に飛び込んだ近所の住人1人、2階の窓から飛び降りた10代の2人が負傷した。
家主の女性は肺にやけどを負った状態で脱出したとみられる。自ら車を運転して病院へ向かう途中に衝突事故を起こし、空路搬送された。
地元NPOによると、この民家は年中無休、24時間体制の託児施設として登録されていた。 消防当局の責任者は、煙探知機が屋根裏の1カ所にしか取り付けられていなかったと指摘。基準通り設置されていればほとんどの命が助かったはずだと述べた。
同責任者によれば、焼け跡には子どもらの死を悼んで多くの花が供えられている。