熱帯暴風雨「バリー」、ルイジアナ州に上陸 引き続き大雨警戒

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熱帯低気圧「バリー」で道路が冠水 米南部

(CNN) 熱帯暴風雨「バリー」は13日、米南部ルイジアナ州に上陸し、さらにゆっくりと北上した。気象当局は引き続き大雨への警戒を呼び掛けている。

バリーは13日午前に一瞬、「カテゴリー1」のハリケーンに格上げされたが、夕方には上陸とともに熱帯暴風雨に戻った。

同日夜の時点で最大風速約27メートル、時速約13キロのゆっくりとした速度で北北西へ進んでいる。14日にはさらに勢力を弱め、熱帯低気圧に変わる見通しだ。

ミシシッピ川河口の同州ニューオーリンズ周辺では高潮による水位の上昇が懸念されていたが、12日深夜のピークは予想を下回り、堤防の高さに迫る事態は免れた。

ただバリーの動きが遅いため、15日までの雨で水位はまだ少し上昇するとみられる。この地域の週末の雨量は760ミリを超えると予想されている。

ニューオーリンズ近郊の一部地域では13日までに川や湖の水が堤防を越えてあふれ、民家の浸水や道路の冠水被害が相次いだ。低地の住民らには避難命令や勧告が出された。

エドワーズ知事によると、州全体で約3000人の州兵が出動し、災害対策本部が24時間態勢で警戒に当たっている。

2005年に同州を襲った大型ハリケーン「カトリーナ」では、避難所でペット同伴が認められず逃げ遅れたケースもあった。その反省に基づき、ペットを受け入れている施設もある。

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