中国のネット通販大手CEOをレイプで提訴、米で女子大生

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中国の電子商取引企業大手「京東集団」を率いる劉強東氏がレイプ事件で提訴された/VCG/Getty Images

中国の電子商取引企業大手「京東集団」を率いる劉強東氏がレイプ事件で提訴された/VCG/Getty Images

香港(CNN Business) 中国の電子商取引企業大手の「京東集団」(JDドット・コム)の創業者である劉強東・最高経営責任者(CEO)にレイプされたとして、米ミネソタ大の中国人女子学生(21)が18日までに、劉氏や同社に対する民事訴訟を同州内で起こした。

5万ドル(約560万円)以上の損害賠償金も要求した。劉氏の弁護士は無罪として法廷で争うと述べた。今回の問題は中国内で大きな関心を集めている。劉氏は富豪で京東集団の企業価値は430億米ドルとされる。

レイプ疑惑についてミネソタ州の検察当局は昨年12月、証拠不十分を理由に劉氏の立件を見送った。身の潔白を主張し続ける同氏は昨年8月、いったん逮捕されてもいた。劉氏は当時、中国企業の幹部を対象にしたビジネス経営の博士課程プログラムに伴ってミネソタ大を訪れていた。

訴状によると、女子学生は学生ボランティアをたたえる夕食会に参加後、襲われたと主張。京東集団名義のクレジットカードで支払われた食事会で劉氏は女性に飲酒を迫り、帰宅の車の便確保を求めた際、同氏の大型高級車内に誘われたとした。

同CEOは車内で女性の体をまさぐり、再三の抵抗も無視して衣服を脱がそうとしたとし、女性のアパート内で暴行に及んだと説明した。警察にはレイプ被害を打ち明け、身の安全への不安も表明。米国内の滞在期限が切れて中国に帰国した際に起きることへの懸念も漏らしたという。

ミネソタ州ヘネピン郡の検察当局は昨年12月、中国人女子学生のレイプ疑惑について多くの性的暴行事件と同様、複雑な要因が絡んでいると指摘。容疑者が性行為は合意の上と主張する点も似通っているなどと説明していた。

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