地方行政首長、自宅逮捕時に警官へ発砲 米フロリダ州

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(CNN) 米フロリダ州バスコ郡の保安官事務所は24日までに、無許可の医療業務に携わっていた疑いでポートリッチーの地方行政首長を自宅で逮捕する際、同首長が警察の特殊作戦班に銃を2発発砲する抵抗を示したと発表した。

68歳の男の首長は逮捕され、2件の殺人未遂罪に問われている。同保安官事務所は記者団に、「誰かが我々に発砲した場合、あらゆる手段や権利を持って撃ち返す」と指摘。

今回の事態に触れ、特殊作戦班らは当時、適切と判断した行動に移ったとし、「彼が死ななかったのは幸運」と述べた。

未明時の逮捕の際に負傷者は出なかった。保安官事務所の特殊作戦班は同州の法執行機関当局の職務を支援していた。

刑事訴状によると、首長の自宅では正面ドアを数度たたいた後、金属製の棒を使ってこじ開けようとしたものの失敗。散弾銃を用いて錠を撃ち抜いて開けた後、ドア近くで閃光(せんこう)弾をさく裂させていた。

2発の発砲があったのはこの後で、特殊作戦班らは武装車両の背後にいったん後退、銃を手にしていた首長に武器を捨てるように命じていた。

同州の法執行機関当局によると、首長は1992年に医師免許を喪失していたが医療業務を続け、患者も自宅を訪れていたという。

ポートリッチーはメキシコ湾沿いに位置し、住民数は約2800人。

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