米、イラン製兵器を公開 イエメン反政府派に供与

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アフガニスタン国内を飛行したとみられるイランのドローン「シャヘド123」/CNN

アフガニスタン国内を飛行したとみられるイランのドローン「シャヘド123」/CNN

米国防総省当局者は、イランはアフガンの他、バーレーン、イラク、シリアやイエメンの武装勢力に小火器類なども渡していると主張。これら武器はイエメンへ向かう途中にアフガンなどで発見され、バーレーンではイスラム教シーア派の武装勢力から回収された。バーレーンで奪った兵器には対戦車ミサイル、自動小銃AK47、狙撃銃、機関銃やロケット弾などが含まれていた。

米国はイエメン内戦で、ハディ暫定政権を後押しし、軍事介入にも踏み切ったサウジ主導の有志連合軍を軍事情報の一部提供などで支援。これに対し、フーシはサウジにミサイル攻撃を仕掛けるなどしている。米国防総省当局者によると、これらのミサイル攻撃は昨年7月以降、これまで少なくとも8回記録した。

トランプ米政権はイランの核開発問題に絡む国際合意から離脱し、凍結していた経済制裁を再開するなどしてイランへの圧力を高めている。ただ、反体制派のサウジ人記者の殺害事件を受け、米連邦議会内ではイエメン内戦でのサウジ有志連合軍への支援中止を求める声が強まっている。国連は、イエメンは世界最悪の人道危機に直面し、住民約1300万人が餓死の危機に瀕(ひん)しているとも強調している。

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