トランスジェンダーを公表の志願者、米軍に初入隊

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トランスジェンダーの志願者が入隊契約に署名したことを米国防総省が確認

トランスジェンダーの志願者が入隊契約に署名したことを米国防総省が確認

ワシントン(CNN) 米国防総省は3月1日までに、トランスジェンダー(心と体の性が一致しない人)の志願者が米軍入隊の契約に署名したとの事実を明らかにした。米連邦裁判所が昨年12月、軍はトランスジェンダーを認める個人も受け入れるべきだとの判断を示した後、初の事例となる。

CNNの取材に応じた米軍当局者は、国防総省は今年2月23日の時点で、契約に基づいて従軍するトランスジェンダーの個人が1人いることを確認すると述べた。この個人は軍に奉仕し得る全ての基準を満たしているが、基本訓練はまだ開始されていないと述べた。

今回の入隊承認は、トランプ大統領が昨年7月に示したトランスジェンダーの受け入れ禁止に背く形となっている。トランプ氏はツイッターで、トランスジェンダーの入隊で引き起こされる膨大な医療費や任務への支障の負担は容認出来ないと主張していた。

トランスジェンダーの入隊は歴史的に許されてこなかったが、オバマ前政権は2016年6月、従軍を認める手続きの取りまとめを指示。首都ワシントンの連邦高裁は「トランスジェンダーの人々は既に軍に公の形で奉仕している」との判断を示していた。

トランプ氏が入隊禁止を唱える考えをツイッターで示した際、マティス米国防長官はトランスジェンダーに対する軍の政策明示を半年間延長する方針を示していた。

国防総省報道官によると、長官は先月23日、勧告内容を大統領に提出。これに基づくトランプ氏の判断を待っている段階としている。この際のトランプ氏とマティス長官の会話内容は機密扱いで公開はされないとも述べた。

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