バノン氏、特別検察官の聴取に応じる意向 大陪審は回避

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スティーブ・バノン氏

スティーブ・バノン氏

ワシントン(CNN) 米ホワイトハウスの首席戦略官を務めたスティーブ・バノン氏が、ロシアの米大統領選介入疑惑などを捜査するマラー特別検察官のチームの事情聴取に応じる意向を示したことが18日までに分かった。事情に詳しい情報筋2人がCNNに明らかにした。

バノン氏に対しては先週、大陪審への召喚状が出ていたが、事情聴取への同意と引き換えに大陪審証言を回避することでマラー氏側と取引した形だ。

情報筋は事情聴取の時期や、召喚状が撤回されるかどうかについては明らかにしなかった。

バノン氏は聴取でマラー氏側に協力的な姿勢を示すものとみられている。弁護士は16日、下院情報委員会で、バノン氏には行政特権が適用されないため検察側の質問に答えることになるだろうと証言していた。

バノン氏をめぐっては、米政権の内幕を暴露したマイケル・ウォルフ氏の書籍「炎と怒り」の中で、トランプ陣営幹部とロシア人弁護士が2016年6月に面会した件を「反逆的」と評したとの主張が展開されている。

バノン氏は下院情報委員会への証言で、ウォルフ氏の書籍に記された発言の重要性を否定。トランプタワーでの面会を反逆的かつ非愛国的と評したことについて、「誇張」だったと述べた。

情報筋はマラー氏が召喚状を出した理由のひとつとして、同書の内容をめぐる声明を発表した際にバノン氏が公然と立場を変え、報道された発言を一部撤回したことを挙げた。マラー氏側はバノン氏に対し、実際に起きたことを忠実に語る必要があるとのメッセージを送ろうとしていた可能性もあるという。

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