患者の胸に「蘇生拒否」のタトゥー、病院の判断は? 米

2017.12.04 Mon posted at 14:18 JST

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(CNN) 意識不明の状態で病院に運ばれた男性。深刻な健康問題を抱え、血中アルコール濃度が高く、身分証は見つからず付き添いの家族もいない。胸部には「蘇生しないで」というタトゥーが刻まれていた――。

米フロリダ州の病院が現実に直面したそんな症例を巡り、マイアミ大学の研究チームが米医学誌で倫理的、医学的課題について論じている。

男性は70歳。治療に当たった医師団は当初、胸のタトゥーが本当にこの男性の意思なのかどうか確認する手段がないという理由から、蘇生拒否の言葉には従わないことを決め、抗生剤を投与するなどの処置を行った。

しかし病院の倫理コンサルタントの意見は異なっていた。

蘇生禁止命令に関する法律は複雑で、州によって違いがある。

学会誌によれば、医師は道徳的にも法的にも、蘇生措置を行うかどうかについて患者の意思を尊重する義務がある。ただしその意思は、公的な文書に署名することで表明するのが一般的だ。

これに対してタトゥーに法的な拘束力はなく、普通は意思表示手段としてはあいまい過ぎると見なされる。

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