ハリケーン接近で米南部厳戒、数百万人が避難

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ハリケーン「マシュー」の影響を受けたフロリダ州東海岸の様子

ハリケーン「マシュー」の影響を受けたフロリダ州東海岸の様子

(CNN) 最大級の勢力を持つハリケーン「マシュー」が中米ハイチなどに壊滅的な被害をもたらし、米南東部に接近している。オバマ大統領は6日、フロリダ州とサウスカロライナ州に非常事態を宣言した。

ハリケーンに直撃されたハイチやドミニカ共和国などカリブ諸国では少なくとも269人が死亡した。このうち264人の死亡が確認されたハイチは、まだ2010年の大地震からの復興途上にあり、インフラが破壊されて数万人が被災している。

米東部標準時の6日午後8時現在、マシューの風速は約58メートル、5段階で上から2番目に強い「カテゴリー4」の勢力を維持したまま、フロリダ州ウェストパームビーチの東部約120キロの地点を北西に進んでいる。

フロリダ州のスコット知事は「既に影響が出始めている。これはモンスターだ」と述べて住民に内陸部へ避難するよう促し、「まだ時間はある。今すぐ避難を。危険を冒す理由はない」と訴えた。

フロリダ半島は竜巻や突風、豪雨に見舞われ、高波によって数十万戸もの住宅が水に浸かったり、停電したりする恐れもある。

フロリダ州とサウスカロライナ州は沿岸部の住民に避難命令を出した。フロリダ州ではマイアミなどの住民150万人、サウスカロライナ州では約50万人に避難が呼びかけられている。5日には避難する住民の車で渋滞が発生。マイアミやフォートローダーデール、オーランドなどの空港の離発着便は6日、相次いで欠航となった。

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