「支援に感謝」 北朝鮮で拘束の米国人が帰国

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北朝鮮で拘束の米国人が帰国

(CNN) 北朝鮮で10月から拘束され、「国外退去処分」として解放された米退役軍人メリル・ニューマンさん(85)が7日に帰国し、米サンフランシスコ国際空港に到着した。

ニューマンさんは空港で記者団の前に立ち、解放に尽力した米国とスウェーデンの外交官に感謝すると述べた。また「今は疲れていて、家族とともに過ごしたい。皆さんの支援に感謝します」と述べ、妻と息子に付き添われて立ち去った。

ニューマンさんは北京経由で帰国した。北京の空港では取材陣に「気分は良い。早く妻に会いたい」と話し、北朝鮮政府の寛大な対応に感謝すると述べていた。

ニューマンさんは朝鮮戦争に従軍した経歴を持つ。10月に北朝鮮ツアーに参加し、帰国直前に拘束された。北朝鮮の朝鮮中央通信は7日、ニューマンさんが謝罪と反省を表明したことに加え、高齢と健康状態も考慮して追放したと伝えた。

米政権高官は、米朝間の直接交渉の結果、解放が実現したと語った。北朝鮮側から電話で連絡があったという。訪韓中のバイデン米副大統領は記者団に、解放には直接関与していないと話した。

北朝鮮ではニューマンさんとは別に、韓国系米国人ペ・ジュンホ(米国名ケネス・ペ)さんが15年の労働教化刑を言い渡されて服役中。米国務省は北朝鮮側に、ペさんの解放を改めて呼び掛けた。

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