乗客の上にウジ虫落下、米デルタ国際便引き返す

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
米デルタ航空の旅客機=オランダ・アムステルダム近郊のスキポール空港/Marcel Antonisse/EPA/Shutterstock/File

米デルタ航空の旅客機=オランダ・アムステルダム近郊のスキポール空港/Marcel Antonisse/EPA/Shutterstock/File

(CNN) 米デルタ航空が運航するオランダ発米国行きの旅客機が、離陸後間もなく出発地に引き返すハプニングがあった。原因は、乗客の上に落下したウジ虫だったと伝えられている。

13日にオランダのアムステルダムから米ミシガン州デトロイトへ向かっていたデルタ航空133便は、出発から1時間後に方向転換してアムステルダムのスキポール空港へ引き返した。デトロイトのテレビ局FOX2(WJBK)によると、頭上の荷物棚から乗客の上にウジ虫が落ちてきたことが原因だった。

同局が話を聞いた乗客の男性フィリップ・ショッテさんは、隣の座席の女性の上に、10数匹のウジ虫がいるのを見たと証言する。

「女性はパニック状態で、ただウジ虫を払い落とそうと必死だった。私は何を考えていたのかよく分からない。ただ事態をのみ込もうとしていた。ゾッとする気持ちはあった。助けが来るまで待つしかなかった」とショッテさんは語っている。

ショッテさんによれば、客室乗務員が調べた結果、ウジ虫の出所は乗客のかばんだったことが判明。かばんの中には腐った魚が新聞紙にくるんだ状態で入っていた。問題のかばんは機体の後部に移され、同機はアムステルダムに引き返すという機内放送があった。

ショッテさんは数時間後、別の便で米国に向かったという。

航空情報サイトのフライトアウェアによると、133便の飛行時間はわずか1時間49分だった。

デルタ航空はCNNの取材に対して同便が引き返したことは確認したが、ウジ虫については言及せず、「機内持ち込みかばんの不適切な梱包(こんぽう)」が原因で同便の運航に支障が出たと説明。乗客は別の便に搭乗し、「機体は洗浄のために使用を中止した」としている。

「米国」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]