米ディズニー・ワールドのスライダー、着水の衝撃で重傷の女性が提訴

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問題の出来事は2019年10月にタイフーン・ラグーンで起きたとされる=米フロリダ州

問題の出来事は2019年10月にタイフーン・ラグーンで起きたとされる=米フロリダ州

(CNN) 米フロリダ州のウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート内にあるウォーターパーク、タイフーン・ラグーンを訪れた女性客が、すべり台のアトラクションで重傷を負ったとしてディズニーを訴えている。

女性は2019年10月に30歳の誕生日を記念して、家族と2週間、ディズニー・ワールドに滞在した。

問題のアトラクションは、5階建てビルの高さから全長約65メートルの距離を勢いよくすべり降りる「ヒュマンガ・カワバンガ」。訴状によると、着水時の衝撃で女性の局部に水着が食い込み、水が体内に押し込まれた。

女性は激しい痛みを覚えて出血し、搬送先の病院で婦人科の修復手術を受けた。

女性側は、ディズニーが危険性を知りながら対策を怠ったために永続的な重い傷と精神的苦痛、収入減の被害をこうむったと主張。夫とともに先週、5万ドル(約750万円)以上の損害賠償を求める訴えを起こした。

訴状は、ディズニー側が水着の上からはくショートパンツのような防護用の服を用意したり、警告を掲げたりするべきだったと指摘している。

女性は指示通りに足首を組んだ体勢ですべり始めたが、着水前にいったん空中に放り出され、体勢が崩れやすい状態に陥ったという。

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