iPhoneのデザイン手がけた元アップル幹部アイブ氏の企業、オープンAIと合併

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メットガラでのジョニー・アイブ氏=5日/Mike Coppola/MG25/Getty Images for The Met Museum/Vogue

メットガラでのジョニー・アイブ氏=5日/Mike Coppola/MG25/Getty Images for The Met Museum/Vogue

(CNN) 米アップルのデザイン責任者だったジョニー・アイブ氏が、生成人工知能(AI)「チャットGPT」を開発したオープンAIに加わる。同氏とオープンAIのサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)が共同で、アイブ氏のテック企業ioとオープンAIの合併を発表した。

米各紙の報道によると、合併規模はおよそ65億ドル(約9300億円)。ニューヨーク・タイムズ紙によると、オープンAIは過去にio株の23%を取得していた。

オープンAIのウェブサイトに掲載された発表動画によれば、アイブ氏と同氏のもう一つのデザイン会社ラブフロムは、オープンAIとioのデザインを担当する。

アルトマン氏は動画の中で、「コンピューター使用の意味をある意味完全に塗り替えるチャンスがここにある」とコメント。アイブ氏とオープンAIは2年前から協力関係にあったという。

ニューヨーク・タイムズは昨年9月、「AIを使ってiPhone(アイフォーン)よりも社会的破壊力の少ないコンピューティング体験を創り出す」製品をアイブ氏とオープンAIが開発中と伝えていた。

アルトマン氏は動画の中で、このデバイスの試作品を最近手にしたと語り、「世界が目にした史上最もクールなテクノロジー製品」と形容した。具体的な詳細は明らかにしていない。

アイブ氏はアップルでiPhoneやiMac(アイマック)などの製品、さらには本社のデザインを手がけた。30年近く勤めたアップルを2019年に離れた後は、自身の会社を立ち上げていた。洗練された美しさが特徴的なアップル製品のデザインを確立して1990年代後半に同社の息を吹き返させたのは、アイブ氏の功績が大きかった。

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