旧ツイッター「X」、競合SNSやニュースサイトへの移動に一時遅延か
ニューヨーク(CNN) SNS大手「X(旧ツイッター)」のユーザーから15日、競合のSNSや一部報道機関のリンク先に移動する際、読み込みに通常より時間がかかっているとの報告が相次いだ。
Xへの投稿に含まれる米紙ニューヨーク・タイムズやロイター通信、フェイスブック、サブスタック、ブルースカイ、スレッズなどのリンクをクリックすると、通常なら移動先のサイトが即座に表示されるはずが、5秒ほどかかるようになった。米プロバスケットボールNBAやCNN、大型量販店ターゲットなど、ほかのサイトに影響はみられなかった。
技術系フォーラム「ハッカーニュース」のユーザーらが最初に報告した。
読み込みが遅くなった理由は不明。CNNはXに繰り返しコメントを求めたが、返答は得られなかった。
一部のユーザーによると、この問題は同日午後までに解決したとみられる。
ただ、影響を受けたのはどれもXのオーナー、イーロン・マスク氏が過去に批判してきたサイトばかりだったため、専門家はXのサーバー側に何らかの仕掛けがあった可能性を指摘している。
ニューヨーク・タイムズはCNNへの声明で、遅延に気づいたがXからは説明を受けていないと主張。報道機関を狙った不当な圧力が懸念されると述べた。
フェイスブックとスレッズの親会社メタを率いるマーク・ザッカーバーグ氏は、スレッズ上の問題に関する投稿に「考える顔」の絵文字で答えた。