米アップル、「極秘の」iPod製造で政府を援助? 元従業員が明かす

「極秘」iPodは、通常の端末と同様の見た目や機能にしなければならなかった/Justin Sullivan/Getty Images

「極秘」iPodは、通常の端末と同様の見た目や機能にしなければならなかった/Justin Sullivan/Getty Images

(CNN Business) 米エネルギー省による極秘の「iPod(アイポッド)」の製造を支援するため上司から「特命」を引き受けるよう求められた――。アップルの元従業員がこのほどそんな話を明らかにした。

この話をブログに投稿したのはデービッド・シェイヤーさん。2005年の出来事だったという。シェイヤーさんは最初のiPodに取り組むために雇用された初期のソフトウェアエンジニアのひとり。シェイヤーさんによれば、今回明らかにしたプロジェクトについてアップル内で知っていたのは他に2人だけだった。全員すでに会社を離れているという。

シェイヤーさんは防衛関連企業ベクテルの技術者2人と会い、ベクトルがiPodを製造すると告げられた。シェイヤーさんに求められたのは、アップルに対して出されたあらゆる支援の要請に応えることだった。製造されるiPodは通常のものと見た目も機能も同じでなければならなかったが、データを記録して通常の利用者には発見されない特別製のハードウェアを内蔵することになっていた。

シェイヤーは、このプロジェクトについて、ベクテルと契約を交わして支払いを受けるようなものではなく、水面下でエネルギー省のために便宜を図るものだったと振り返った。

政府に協力して秘密の機能を自社製品に付け加えるといった姿勢は、アップルがここ数年、連邦捜査局(FBI)や司法省とiPhoneに「バックドア」を作るようにという要請を拒否して対立していることを考えると対照的だ。

シェイヤーさんによれば、ベクテルの技術者がどのような種類のハードウェアを秘密のiPodに付け加えようとしていたのか正確には知っておらず、技術者もシェイヤーさんに分からないように注意を払っていた。

シェイヤーさんは放射線量が計測できるガイガーカウンターではないかと推測している。

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