米マイクロソフト、ティックトック買収についてトランプ大統領と協議

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米マイクロソフトが動画アプリ「TikTok(ティックトック)」の買収を検討している/Drew Angerer/Getty Images

米マイクロソフトが動画アプリ「TikTok(ティックトック)」の買収を検討している/Drew Angerer/Getty Images

ニューヨーク(CNN Business) 米マイクロソフトは2日、動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」買収の可能性について検討していることを確認した。ティックトックをめぐっては、トランプ大統領が数日前に、米国での運営を禁止すると述べていた。

マイクロソフトは2日のブログの中で、サトヤ・ナデラ最高経営責任者(CEO)がティックトックの買収についてトランプ大統領と話し合ったことを明らかにした。

ティックトックは中国の新興企業バイトダンス(北京字節跳動科技)が運営しており、米中の対立がエスカレートする中で、国家安全保障上のリスクを生じさせかねないとして米議員の間で懸念の声が強まっていた。

マイクロソフトは「安全性について徹底検証を行ったうえでティックトックの買収に尽力し、財務省を含む米国に適切な経済的利益を提供する」と説明、「迅速に行動」して「数週間以内に」バイトダンスと交渉すると言い添えた。

さらに、「この過程においても引き続き、大統領を含む米政府との対話を続ける」としている。

買収が成立すれば、マイクロソフト社内に新態勢を確立して、米国とカナダ、オーストラリア、ニュージーランドのティックトックサービスを運営する。マイクロソフトは米国のティックトックユーザーの個人情報を全て米国に移管して、米国内にとどめると強調した。

ティックトックは以前から、米国のユーザーのデータは米国のサーバーに保存して、シンガポールでバックアップを取っていることから、中国の法律は適用されないと強調していた。

マイクロソフトは、バイトダンスとの交渉は「どんなことがあっても」9月15日までに終わらせると言い添えている。

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