英ロンドン警察、顔認証システムを導入

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ロンドン警視庁は、容疑者の特定などを目的に、ライブの顔認証システムを導入する方針を明らかにした/Jeff Spicer/Getty Images

ロンドン警視庁は、容疑者の特定などを目的に、ライブの顔認証システムを導入する方針を明らかにした/Jeff Spicer/Getty Images

ロンドン(CNN Business) 英国のロンドン警視庁は、容疑者の特定や取り締まりの強化に向けて、ライブの顔認証システムを導入すると明らかにした。顔認証システムの導入計画については、一部で批判の声も出ていた。

ロンドン警視庁は声明で、顔認証システムについて、銃器や刃物を使った襲撃や子どもへの性的搾取といった重大な犯罪に対して責任がある人々がいる可能性が最も高いとデータが示唆している場所に配備されるとの見通しを示した。カメラには明確な印がつけられており、カメラは、歩行者の顔をスキャンするため、小さく標的とされた地域に集中する。

警察幹部はロンドンの安全を維持するために新しい技術を使う義務があると指摘した。

顔認証システムはNEC製。スタンドアローン型で、監視カメラやボディーカメラといった他の画像システムとリンクしていない。

ライブの顔認証技術については、英国の情報コミッショナー事務局(ICO)が昨年10月、プライバシーや精度について懸念を表明。ICOは顔認証技術が女性や有色人種の不公平な取り扱いにつながるとし、拙速な導入は人々の法律の範囲内の生活に過度に踏み込むことになるほか、顔認証技術への信頼だけでなく、同意に基づく取り締まりという基本モデルに対する信頼も損ねることにもつながりかねないと警告していた。

米国ではサンフランシスコ市など一部の街が顔認証技術の禁止を打ち出している。

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