北朝鮮、世界の銀行狙うサイバー攻撃に関与か

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各国銀行のコンピューターにウイルスを感染させ、盗んだ金を移動させるという

各国銀行のコンピューターにウイルスを感染させ、盗んだ金を移動させるという

シマンテックの研究者によると、ハッカー集団は標的とする金融機関のIPアドレス150件を列挙した一覧表も作成していた。CNNが調べたところ、この中には世界銀行やブラジル、チリ、エストニア、メキシコ、ベネズエラの中央銀行のほか、世界各国の大手銀行のアドレスが含まれていた。

カスペルスキーは、同集団が操るウイルスの感染を何度も阻止したが、最終的にどこの銀行に感染したかは分からないとしている。

サイバーセキュリティ―の専門家は、北朝鮮が各国の銀行のコンピューターにウイルスを感染させて、盗んだ金を移動させるネットワークを構築しようとしていると見る。

例えば昨年は、ニューヨーク連銀のバングラデシュ銀行の口座から数百万ドルが引き出され、スリランカやフィリピンのカジノなどに移された。

この事件については米ロサンゼルスの検察が捜査に乗り出している。北朝鮮の不法行為を監視している団体のアントニー・ルッジェロ氏はこうした資金の使い道について、「全ては核兵器とミサイル計画のため。北朝鮮は、弾道ミサイル開発と研究のための資金を必要としている」と解説した。

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