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120グラム超の金塊、スコットランドの川で発見 英国最大か

2つに分かれた状態であることから「リユニオン(再会)」と名付けられた金塊

2つに分かれた状態であることから「リユニオン(再会)」と名付けられた金塊/Lee Palmer/pictureexclusive.com

英国の金の専門家の下に先ごろ、匿名の人物から重さ121.3グラムの金塊を発見したとの情報が寄せられた。スコットランドの川で見つけたとする言葉が事実なら、これまで英国で発見された金塊としては最大となる。

知らせを受けたのは、英国の金の起源についての著書があるリー・パーマー氏。発見を記録に残したいとする採掘者から連絡が入った。金塊は5月、川底の割れ目を掘り起こす手法によって見つかったという。

金塊は1つのかたまりが2つに分かれた状態となっている。重さはそれぞれ89.6グラムと31.7グラムで、「ジグソーパズルのように完璧にかみ合う」(パーマー氏)。岩にぶつかったか、氷河の影響で割れたとみられる。

英国では2016年に見つかった85.7グラムの金塊が国内における最大のものとされている。

ただスコットランド・グラスゴーのハンテリアン博物館で学芸員を務める金の専門家、ニール・クラーク氏がCNNに語ったところによると、金塊がスコットランドで採掘されたことを証明するのは容易ではない。スコットランドには金の見つかる地点が300カ所以上あるが、金自体には同位元素が1種類しかなく、内部の不純物を調べる以外に産地を割り出す方法がない。それができたとしても、証明は極めて困難だという。

スコットランドの法律の下では、ほとんどの金の所有権は英王室もしくはスコットランド域内の特定の私有地に帰属する。

前出のパーマー氏は、今回見つかった金塊について、ロンドンの自然史博物館かスコットランド国立博物館に展示されることを望んでいると語った。

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