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環境活動家、モネの作品に赤い塗料を塗りたくる ストックホルムの美術館

環境団体が公開した動画の一部。モネの絵画に赤い塗料が塗られている

環境団体が公開した動画の一部。モネの絵画に赤い塗料が塗られている/Aterstall Vatmarker/Handout/AFP/Getty Images

(CNN) スウェーデン首都ストックホルムの国立美術館で開催中の展覧会で14日、活動家2人がフランスの印象派クロード・モネの絵画「ジベルニーのモネの庭」の保護ガラスに赤い塗料を塗りたくり、自分たちの手をガラスに接着させる事件があった。環境団体が公開した動画にこの様子が捉えられている。

美術館の広報担当はこの事件についてCNNに確認した。

美術館の広報部門は「6月14日午後2時30分ごろ、ストックホルムの国立美術館である行為が行われた。展覧会『庭園―芸術と自然の6世紀』の開催中、2人の人物が何らかの塗料でモネの作品に手形を付け、自分たちの体をガラスに接着させた」と明らかにした。

そのうえで「絵画はガラスに覆われており、現在、美術館の保存担当者が損傷の有無を確認する検査を行っている」とした。

美術館広報は2人の人物が何らかの塗料で作品に手形を付け、自分たちの体をガラスに接着させたと述べた/Aterstall Vatmarker/Handout/AFP/Getty Images
美術館広報は2人の人物が何らかの塗料で作品に手形を付け、自分たちの体をガラスに接着させたと述べた/Aterstall Vatmarker/Handout/AFP/Getty Images

地元警察によると、通報を受けた警察が現場に出動して、女2人を逮捕した。

声明では「今回の犯罪は今のところ加重器物損壊罪に分類されている。逮捕された2人以外に本件に関与した者がいるかは不明だが、複数人が確認を受けた。警察は今後、美術館の防犯カメラの助けを借りて事実関係の検証などを行っていく」と述べた。

美術館の幹部は「我々は芸術や文化遺産を損傷の危険にさらす行為からは距離を置く。文化遺産には大きな象徴的価値があり、いかなる目的であれ攻撃や破壊は容認できない」と語った。

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