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アリの顔をクローズアップ、驚愕の写真が入賞

アリのクローズアップを収めた写真

アリのクローズアップを収めた写真/Nikon Small World/Eugenijus Kavaliauskas

これは、米HBOのドラマ「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」に出てくる新しい怪物の写真ではない。ホラー映画の1コマでもない。賞に輝いたこの写真はなんと、アリのクローズアップだ。

ぎょっとするようなこの写真は、ニコンが開催する顕微鏡写真コンテスト「ニコン・スモール・ワールド」で「優れた画像」に選ばれた57作品のひとつ。身の毛もよだつ写真を収めたのは、リトアニアの写真家エウゲニアス・カバリアウスカスさんだ。

CNNが入手した報道声明によると、今年で第48回を迎えるコンテストは「顕微鏡を通して写真の素晴らしさを認める」ことを目的としている。

ニコンによると、2022年は72カ国から1300件近いエントリーがあったという。

カバリアウスカスさんのウェブサイトによると、もともと鳥の写真からスタートして、やがて昆虫に転向した。光の反射を利用して撮影した衝撃的なアリのクローズアップ写真は、まるで怒っているような表情をたたえている。

カバリアウスカスさんの写真はインターネットで拡散してもてはやされたが、グランプリには至らなかった。優勝したのはスウェーデンの写真家グリゴリー・ティミンさんとマイケル・ミリンコビッチさんによる、キタオオヒルヤモリの胚(はい)の前足を美しい蛍光色でとらえた作品だ。2人は63倍の拡大レンズを使い、手の細かな静脈や骨まで記録に収めた。

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