ブリトニー・スピアーズ、NBA新人スター選手の警備担当者に叩かれたと主張

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米歌手B・スピアーズさん(右)とNBA期待のルーキー、V・ウェンバンヤマ選手/AP

米歌手B・スピアーズさん(右)とNBA期待のルーキー、V・ウェンバンヤマ選手/AP

(CNN) 米歌手ブリトニー・スピアーズさんがラスベガスで、米プロバスケットボール(NBA)のサンアントニオ・スパーズに所属するビクター・ウェンバンヤマ選手の警備担当者に顔を叩(たた)かれたと訴えている。6日に自身の公式インスタグラムを通じて当時の状況を説明した。

その内容によると、スピアーズさんは5日、滞在中のホテルでディナーに向かおうとしたところ、ロビーにいる1人のスポーツ選手に気付いた。その後、別のホテルのレストランでもその選手を見かけたという。

「彼に近づき、成功を祝ってあげることにした。すごく騒々しい状況だったので、気づいてもらおうと彼の肩を叩いた」(スピアーズさん)

投稿の中で選手の名前は挙げられていない。スピアーズさんによると選手側の説明では自分が「背後から彼の体をつかんだ」とされているが、実際にはただ肩を叩いただけだったという。

すると選手の警備担当者が手の甲で自分の顔を叩いたと、スピアーズさんは主張。担当者はこちらを見ておらず、人ごみの前での行動だったという。叩かれた時には、その場に倒れそうになったと、スピアーズさんは続けた。

「私の周りにも、いつもたくさんの人が集まってくる」「実際あの晩も、少なくとも20人のファンが群がっていた。私の警備担当者はそのうちの誰も叩いたりはしなかった」(スピアーズさん)

一方、ウェンバンヤマ選手はこの投稿より前に、上記の出来事について記者団に説明。大勢の人とホールを歩く中で誰かに呼び掛けられたが、人ごみの中で立ち止まらないよう警備担当者から言われていたのでそのまま歩き続けたという。

すると女性に背後からつかまれた。肩ではなく背後からつかまれる格好だったという。警備担当者が女性を押しのけたのは認識したが、どのくらいの力を加えたかは分からなかった。実際に押しのけるところは見ていないという。

その女性がスピアーズさんだったことは知っているかと問われると、ウェンバンヤマ選手は数時間後にスパーズの警備担当者から聞かされたと回答。最初は冗談だと思ったが、後になって本当にそうだったことが分かったと話した。前へ歩き続けていたので、スピアーズさんの顔は全く見ていないと付け加えた。

スピアーズさんはこの出来事をSNSで公開するのは大変恥ずかしいとしつつ、共有して人々に訴えるのが重要だと指摘。公衆の面前では手本になる行動をとり、全ての人に敬意をもって接しなくてはならないということを主張したかったとした。

その上で「身体的な暴力がこの世界ではあまりにも多い。大抵は表に出ないところで起きている」との見方を示した。選手や警備担当者、彼らが属する組織が公式に謝罪するのを望んでいるとしつつ、事後のラスベガス警察の協力には感謝しているとも言い添えた。

CNNからの問い合わせに対し、ラスベガス警察は声明を発表。人が叩かれたことに絡む通報を受け、署内の報告書に記録したことを明らかにした。この件について逮捕状などは出ていないという。

ウェンバンヤマ選手は今年のNBAドラフトでサンアントニオ・スパーズから全体での1位指名を受けた期待のルーキー。

CNNはスピアーズさんとウェンバンヤマ選手の双方の代理人及びサンアントニオ・スパーズに連絡を取り、詳しいコメントを求めている。

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