女子テニス世界1位のバーティー選手、現役引退を表明

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今年の全豪オープンを制した女子世界ランキング1位のA・バーティー選手が引退表明/Martin Keep/AFP/Getty Images

今年の全豪オープンを制した女子世界ランキング1位のA・バーティー選手が引退表明/Martin Keep/AFP/Getty Images

(CNN) 女子テニス世界ランキング1位のアシュリー・バーティー選手(25)=オーストラリア=が23日、インスタグラム上で引退を表明した。

バーティー選手はインスタグラムへの投稿文で「テニスが私にくれたすべてのものに、とても感謝している。私は誇りと達成感を抱いて旅立つ。ずっと応援してくださった皆さん、ありがとう」と述べ、一緒に「一生の思い出」をつくった恩をずっと忘れないと書き込んだ。

同時に、4年前に引退したオーストラリアのキャシー・デラクア元選手とともに映った動画を投稿。この中で、引退を決めた理由を語った。

近年のテニス人生で心境の変化があったと振り返り、自分にとって成功とは結果でなく、全力を尽くした意識だと説明。「頂点のレベルで自分自身に挑戦するために必要な身体面の原動力や感情面の意欲、そういったすべてが今はもうない。やり切ったことが自分で分かる。身体的にこれ以上出せるものはない。それが私にとっての成功だ」と話している。

引退はずっと前から考えていたが、昨年のウィンブルドンと今年の全豪オープンを制してから決意を固めたと明かし、両大会での優勝は「これまでの素晴らしいテニス人生」への最高の祝福になったと述べた。

女子テニス協会(WTA)のサイモン会長も同選手の引退を確認し、これまでの活躍をたたえた。

バーティー選手は2010年にプロデビューし、14年に「普通の10代の女の子としての生活」を望んでいったんテニスから退いたものの、17年に本格復帰。19年の全仏オープンから、4大大会で通算3度の優勝を果たした。

世界ランク1位の現役で引退する女子テニス選手は、08年のジュスティーヌ・エナン選手に続く史上2人目。

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