クルーニー夫妻、シリア難民に就学支援 3千人を学校へ

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ジョージ・クルーニーさん(右)とアマル・クルーニーさん

ジョージ・クルーニーさん(右)とアマル・クルーニーさん

(CNN) 米俳優ジョージ・クルーニーさんと妻で国際人権弁護士のアマルさんは2日までに、レバノンにいるシリア難民の子どもたちが学校へ通うための支援を提供すると表明した。

クルーニー夫妻の財団が国連児童基金(ユニセフ)、米グーグルと連携し、レバノンの公立学校7校に225万ドル(約2億5000万円)を提供。さらに米ヒューレット・パッカード(HP)が100万ドルの技術支援を行う。

学校の新設ではなく、レバノン人児童らが下校した午後の時間帯に難民の子どもたちが通える交代制の確立を目指す。3000人の子どもが午後の授業に出られるよう、入学料や教師の給与、教科書代などを支援でまかなうという。

ジョージさんは7月31日の記者発表で「何千人もの幼いシリア難民がリスクに直面している。生産的な社会の一員になることができないというリスクだ」と指摘。「正式な教育を受ければこの状況を変えることができる。それが私たちの目標だ。生まれた場所や時期が悪かったからといって、ひとつの世代を丸ごと失うわけにはいかない」と述べた。

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、世界には現在500万人余りのシリア難民がいて、レバノンでは100万人以上が暮らしている。このうち学校へ通っていない子どもは約20万人に上る。

クルーニー夫妻は昨年、世界各国で公正な裁判や地域社会、学校教育を促すことを目標に、この財団を設立した。

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