野生生物写真家コンテスト、今年の大賞は「忘れられない美しさ」のカブトガニ

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大賞を受賞した海底のカブトガニと熱帯魚の写真/Laurent Ballesta/Wildlife Photographer of the Year
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大賞を受賞した海底のカブトガニと熱帯魚の写真/Laurent Ballesta/Wildlife Photographer of the Year

(CNN) 英ロンドン自然史博物館が主催する野生生物写真家大賞の今年の結果が10日に発表され、海底のカブトガニを撮影したフランスの水中写真家で海洋生物学者のローラン・バレスタ氏が大賞に輝いた。

バレスタ氏の作品が大賞に選ばれたのは、2021年に続いて2回目。前回は魚が産卵する神秘的な場面をとらえた。

今回の受賞作では、発光するカブトガニの上を熱帯魚のコガネシマアジが3匹泳いでいる。審査員長を務めた米ベテラン編集者のキャシー・モラン氏は、生き生きとしたカブトガニの姿を「忘れられないほど美しい」と絶賛した。

カブトガニは恐竜よりずっと前の時代に出現した生物で、古くは4億7500万年前の化石が見つかっているが、現在は生息地の破壊や乱獲で絶滅の危機に追い込まれている。青い血液の成分は、世界各地でワクチンの開発に使われる。

今年はこのほかにメキシコの森林破壊や、インドネシアの首都ジャカルタ上空から撮影した汚染の激しいチリウン川の写真が入賞した。

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