古川聡飛行士ら4カ国の宇宙飛行士が搭乗、宇宙船がISSにドッキング

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国際宇宙ステーション(ISS)へのドッキングを準備する宇宙飛行士=27日/NASA

国際宇宙ステーション(ISS)へのドッキングを準備する宇宙飛行士=27日/NASA

(CNN) 世界4カ国の宇宙飛行士が搭乗する米スペースXの宇宙船「クルードラゴン」が米国時間の27日、国際宇宙ステーション(ISS)にドッキングした。

米フロリダ州から打ち上げられたクルードラゴンは米東部標準時の27日午前9時16分、国際宇宙ステーションに到達し、同10時58分にハッチが開いた。

同船には、船長を務める米航空宇宙局(NASA)のジャスミン・モグベリ、欧州宇宙機関(ESA)のアンドレアス・モーゲンセン(デンマーク)、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の古川聡、ロシア宇宙機関ロスコスモスのコンスタンチン・ボリソフの各宇宙飛行士が搭乗している。

クルードラゴンを搭載したスペースXのロケット「ファルコン9」は26日午前3時27分、フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられた。

4人の宇宙飛行士は、国際宇宙ステーションに滞在している7人と合流して5日間かけて任務を引き継ぎ、その後、前回ミッションで到着した宇宙飛行士が帰還する。

NASAとスペースXの共同運航は今回が8回目。スペースXの有人宇宙船は2020年以来、宇宙飛行士を国際宇宙ステーションに送り届けている。

今回到着した4人はおよそ半年間、国際宇宙ステーションに滞在してさまざまな実験を行い、人類の宇宙飛行によって病原菌や菌類が拡散する潜在的リスクなどについて調べる。

今回が2度目の搭乗となる古川宇宙飛行士は出発前の記者会見で、国際宇宙ステーションの微重力環境を再び体験し、新薬の開発や月探査に役立つ研究に取り組むことを楽しみにしていると語っていた。

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