エコなアボカド「エコバド」、環境にやさしい代替品になりうるか

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スペインで収穫されるアボカド。1キロのアボカドを育てるのに約2000リットルもの水が使われている/Ana Rocio Garcia Franco/Moment RF/Getty Images

スペインで収穫されるアボカド。1キロのアボカドを育てるのに約2000リットルもの水が使われている/Ana Rocio Garcia Franco/Moment RF/Getty Images

マーティンデール氏のチームは、アボカドの副産物の使い道を研究している。例えば、アボカドの種で作った再利用可能なカトラリー(ナイフやフォークなど)や、アボカドの皮や果肉から取れる潤滑油や食品用の油などだ。

マーティンデール氏は、輸入した果物や野菜を完全に排除するのではなく、それらを適度に使用することこそ正しい方向への一歩と考えている。ショコウイさんのエコバドには「素晴らしい創造性」が見られると評価しながらも、エコバドが今後、輸入品のアボカドの実行可能な代替品となりうるかについては疑問を呈する。

ショコウイさんの卒業以来、エコバドは潜在的な投資家たちの関心を集めているという。エコバドはまだ完成品ではないが、ショコウイさんは、いずれエコバドがスーパーマーケットで本物のアボカドとほぼ同価格で販売されることを願っている。

またショコウイさんは、日本の枝豆をエコバドの材料として試すなど、将来、英国以外の国々で現地の材料を使ってエコバドを作ることにも興味を持っている。

ショコウイさんは「(エコバドの)味は恐らくアボカドと全く同じではない」としながらも「サワードウにのせて食べることができ、おいしくて、見た目がアボカドに似ていて、ヘルシーであれば問題はない」と付け加えた。

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