「角付き兜」の年代、バイキングより前の3千年前 青銅器時代が起源

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デンマークで見つかった像(左)や、サルデーニャ島で見つかった像(中、右)/H.W.Nørgaard/National Museum of Denmark/National Archeology Museum of Calgary

デンマークで見つかった像(左)や、サルデーニャ島で見つかった像(中、右)/H.W.Nørgaard/National Museum of Denmark/National Archeology Museum of Calgary

青銅器時代のサルデーニャ島では、雄牛など角を持つ生物のシンボルが宗教的な重要性を有しており、墓の装飾に用いられることが多かった。

角突き兜のモチーフがイベリア半島に伝わったのは、同半島西部におけるフェニキア人社会の拡大を通じてだったようだ。ニューヨーク近代美術館によると、フェニキア人とは地中海東部レバント地方の沿岸に居住していた民族を指す。

フェニキア人の海上航路はスカンジナビアが交易網に加わった時期と重なっており、地中海から大西洋経由でバルト海に至る航路の存在を浮き彫りにしている。アルプス山脈を越えるルートは角付き戦士の図像の拡散にはつながらなかったとみられることから、これらの兜が陸路で運ばれた可能性は低いという。

「我々の研究では、スカンジナビアでみられる角を付けた戦士の描写は、サルデーニャ島やスペイン南西部でみられる非常によく似た図像と同時期だったことが示されている。これは青銅器時代の欧州に存在したこれら偉大な文明の間に密接な関係があったことを示す。金属や知識、ぜいたく品の長距離交易に基づく歴史上初のグローバル化が起きていた」(前出の考古学者)

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