米動物園、トラやクマに新型コロナワクチンの接種開始

新型コロナワクチンを接種するオークランド動物園のフェレット/Oakland Zoo via AP

新型コロナワクチンを接種するオークランド動物園のフェレット/Oakland Zoo via AP

(CNN) 米カリフォルニア州オークランドやコロラド州デンバーの動物園が、トラやクマなど新型コロナウイルスに感染する可能性がある哺乳類を対象に、動物医薬品会社ゾエティスが新開発した動物用ワクチンの接種を開始している。

ワクチンは2回の接種が必要で、大型類人猿の感染が初めて確認されたカリフォルニア州のサンディエゴ動物園で、3月に初めてゴリラへの接種が行われていた。

ゾエティスは米農務省が承認した実験的ワクチン接種の一環として、全米で約70の動物園や野生生物保護施設に、1万1000回分あまりのワクチンを寄贈した。

オークランド動物園では6月30日から動物へのワクチン接種を開始し、接種後の健康状態は良好だという。

ワクチンを接種した動物については、異常な行動がないかどうか係員が経過観察を続けている。同動物園は50頭分の実験的ワクチンを受け取っており、それぞれの動物に対して3週間間隔で2回の接種を行う必要がある。

デンバー動物園の獣医師スコット・ラーセン氏によると、動物に対する新型コロナの影響に関する研究は限定的だが、インドのトラ保護区で流行が起きて複数のトラが死んだ症例もあり、絶滅の恐れがある動物が感染したり死んだりすれば、リスクは一層高まる。

ラーセン氏は「我々は動物たちの全体的な個体数と、長期的な生存について懸念している」と述べ、そうした動物たちがウイルスに感染した場合のことを考えて最善を尽くそうとしていると説明した。

ゾエティスの広報によると、動物用ワクチンは昨年、香港で犬が新型コロナに感染した症例が初めて報告されたときから実験を開始していた。

動物の症例は大型猫類や霊長類、フェレット、ミンクなどで報告されている。

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