これぞ「リバーモンスター」、米デトロイト川で巨大チョウザメ発見 100歳超か

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米デトロイト川で100歳を超えるとみられる巨大なチョウザメが捕獲された/From Jason Fischer/U.S. Fish and Wildlife Services/Twitter

米デトロイト川で100歳を超えるとみられる巨大なチョウザメが捕獲された/From Jason Fischer/U.S. Fish and Wildlife Services/Twitter

(CNN) 米ミシガン州を流れるデトロイト川でこのほど、地元当局者が100歳を超えるとみられている巨大なチョウザメを発見した。本物の「リバーモンスター」との遭遇に、研究者の間で衝撃が広がった。

このミズウミチョウザメは先月、地元の魚類野生生物保護局がデトロイト川で捕獲した。体長は約210センチ、体重は約110キロに達する。

専門家はこのミズウミチョウザメについて、米国で記録に残る中で最大級との見方を示し、胴回りやサイズから100歳を超えるメスと想定されるとしている。

これを踏まえ、魚類野生生物保護局はフェイスブックで「このメスは1920年ごろ、デトロイトが米国第4の都市になった時期にデトロイト川でふ化した可能性が高い」と指摘した。

ミズウミチョウザメは北米に住む淡水魚で、カナダのハドソン湾から米ミシシッピ川流域にかけて生息する。動きは遅く、湖の底や河床にある砂や砂利を好んですみかとする。産卵期には川をさかのぼる。

米魚類野生生物局によると、オスのチョウザメの寿命は50~60歳だが、メスは最大150年にわたって生きられるという。

チョウザメは乱獲や生息地の喪失で個体数が減少しており、個体が見つかる20州のうち19州で絶滅危惧種に指定されている。

今回の個体は調査後に川に戻された。

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