火星ヘリ、初の空撮カラー写真を共有 25日には3回目の飛行

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小型ヘリコプター「インジェニュイティ」が撮影した火星の地表のカラー写真/JPL-Caltech/NASA

小型ヘリコプター「インジェニュイティ」が撮影した火星の地表のカラー写真/JPL-Caltech/NASA

(CNN) 米航空宇宙局(NASA)の小型ヘリコプター「インジェニュイティ」は22日、火星で2回目となる飛行を行い、5.2メートル上空から同機初の空撮カラー写真を撮影した。現在は25日に予定される3回目の飛行に向け準備を進めている。

インジェニュイティは今回、火星の大気の中を4.9メートル上昇して、約52秒間にわたり自律飛行を実施。短時間ホバリングした後、機体を5度傾けて横に2.1メートル移動した。

その後、再びホバリングして3回旋回。これによりカラーカメラを様々な方向に向けて撮影することが可能になった。19日の1回目の飛行では航法カメラによる白黒写真しか撮影していなかった。

今回の写真はNASAが23日に共有したもので、火星で飛行中の航空機によって撮影された初のカラー画像となった。

写真の一番下には火星の地表に写ったインジェニュイティの影が見える。

また、火星探査車「パーサビアランス」がインジェニュイティを飛行エリアの中央に降ろした時にできた跡も確認できる。この10メートル四方のエリアは「ライト兄弟飛行場」と命名されている。

インジェニュイティは25日午前に再び飛行する予定。データや画像は米東部時間の午前10時16分から、カリフォルニア州パサディナにあるNASAジェット推進研究所の制御室に送信される見通しだ。

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