外来昆虫の分布拡大、一部に隔離措置 米ニュージャージー州

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農作物などに被害をもたらす外来昆虫の分布が拡大し、ニュージャージー州の一部で隔離措置が導入された/New Jersey Department of Agriculture

農作物などに被害をもたらす外来昆虫の分布が拡大し、ニュージャージー州の一部で隔離措置が導入された/New Jersey Department of Agriculture

(CNN) 米ニュージャージー州の一部の郡で最近、新型コロナウイルス感染対策に加え、もう一つの隔離措置が導入された。農作物などに被害をもたらす外来昆虫の分布が拡大しているためだ。

この昆虫は中国や韓国が原産のカメムシ「シタベニハゴロモ」で、果樹や野菜など70種類以上の植物に被害を及ぼす。米国では2014年、ペンシルベニア州で初めて確認された。中国からの荷物に付着して侵入したとみられる。

ニュージャージー州の農務省は今月12日、分布が拡大する8つの郡を対象に隔離措置を発表した。シタベニハゴロモは乗り物に取り付いて移動することが知られているため、対象地域の住民には域外へ出る際、車をよく確認するよう求めている。

州農務長官は声明で住民らに向け、シタベニハゴロモを見かけたらできる限り駆除するよう協力を呼び掛けた。

当局は州内各地に対策チームを派遣し、シタベニハゴロモの繁殖に必要とされる中国原産の樹木「ニワウルシ」などに焦点を絞って駆除作戦を進めている。

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