一卵性双生児の看護師姉妹、一卵性双生児の誕生に立ち会い 米
(CNN) 米ジョージア州アセンズの病院で、一卵性双生児姉妹の誕生に偶然、一卵性双生児の看護師姉妹が立ち会う出来事があった。
双子の姉妹のアディソンちゃんとエマちゃんは、9月25日に同病院で誕生した。出産に立ち会った看護師は、一卵性双生児姉妹のトーリ・ハワードさんとタラ・ドリンカードさんだった。
父親になったブラナン・ウィリアムズさんは「帝王切開室に入るのは本当に不安だった」と打ち明ける。しかし看護師も一卵性双生児だと聞かされると「それはすごいと思い、少し気持ちが楽になった」と話している。
母のレベッカ・ウィリアムズさんは、3分間隔で双子を出産した。
トーリさんとタラさんがこの出産に立ち会ったのは偶然だった。トーリさんは新生児集中治療室(NICU)に勤務。タラさんは最近、緊急治療室から配置転換になり、産科病棟に配属されていた。
新生児集中治療室で分娩(ぶんべん)を行う際は、両病棟の看護師が立ち会うことがあり、新生児1人にそれぞれ看護師1人がつく。今回の場合、タラさんとトーリさんがその役割を担当することになった。
2人が分娩室で一緒に勤務するのは今回が初めてだったといい、本人たちがそのことを知ったのは分娩のわずか1時間前だった。
ウィリアムズさん一家/Piedmont Athens Regional
ウィリアムズさんは今、双子の娘の育て方についてタラさんとトーリさんにアドバイスをもらっているという。「(タラさんとトーリさんは)私たちの友人になった」「いつか娘たちにこのことを教えて2人に会わせ、いつまでも受け継いでいってもらいたい」とブレナンさんは目を細める。
双子は17日に退院予定。レベッカさんもこの病院の職員として勤務しており、今後も連絡を取り合う予定だという。