米民主党、トランプ氏が「激高」と説明 ホワイトハウスの会合打ち切り

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米民主党指導部との会合中、トランプ氏が「激高」したという/Jacquelyn Martin/AP

米民主党指導部との会合中、トランプ氏が「激高」したという/Jacquelyn Martin/AP

ワシントン(CNN) 米民主党の議会指導部は16日、ホワイトハウスで開かれたシリア情勢に関する会合に触れ、「激高」したトランプ大統領がペロシ下院議長を「三流政治家」と呼んだと明らかにした。

シューマー上院院内総務はトランプ氏の発言について、「特に下院議長に批判的だった。彼女は完璧に冷静さを保っていたが、彼は『三流政治家』と呼んだ」と説明。「対話ではなく一種の罵倒だった。ひどい罵倒で、事実に焦点を当てたものではなかった」とした。

ペロシ氏も「大統領が激高しているのを見た。こんなことを言うのは悲しいが」と語った。

ホワイトハウスでの会合の直前、下院はトランプ政権によるシリアからの米軍撤収に反対する決議案の採決を行い、与野党の賛成多数で可決していた。

シューマー、ペロシ両氏は会合後に記者団と会見し、協議を途中で打ち切ったことを確認。シューマー氏は、「トランプ氏がペロシ議長を三流政治家と呼び始めた際」に打ち切りに踏み切ったと述べた。

民主党がウクライナ疑惑をめぐりトランプ氏に対する弾劾(だんがい)調査を進めるなか、議会民主党とホワイトハウスの対立は激しさを増している。議会では今週、調査の一環で関係者の非公開証言が連日のように行われている。

ペロシ氏は、トランプ氏がシリア決議に「非常に動揺していた」と指摘した。弾劾調査の件は話題に上らなかったという。

一方、ホワイトハウスのグリシャム報道官は声明で、トランプ氏は「抑制的」で「毅然(きぜん)」としていたと説明。ペロシ氏は「耳を傾ける気がなかった」としている。

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