南アで発見の初期人類化石、進化の「ミッシングリンク」と研究者

人類進化の「ミッシングリンク」、南アで発見

(CNN) 2008年に南アフリカで見つかった200万年前の初期人類の化石について、研究者らはこのほど、人類進化の歴史の中にできた欠落部分を埋める「ミッシングリンク(失われた環)」に該当すると確認した。初期人類とその祖先をつなぐ存在で、当時の人類はまだ樹木の間を移動していたことが証明できるという。

アウストラロピテクス・セディバと呼ばれるこの化石は、南アフリカの著名な人類化石遺跡群であるマラパ洞窟で、9歳の少年によって偶然発見された。見つかったのは男性と女性の骨格の一部。発見以来、学界では最初期の人類とそれ以前の猿人との間をつなぐミッシングリンクなのかどうかについて、議論が巻き起こっていた。

新たな研究では、アウストラロピテクス・セディバとヒト属の化石との間に共通する「数多くの特徴」があると指摘。手足を分析したところ、樹上で長時間過ごす生活をしていたとみられる一方、手先は器用で、道具を扱っていたことがうかがえるとしている。

樹上中心の生活となった要因としては、えさを入手しやすい、捕食動物から逃げやすいといった理由が考えられるという。

人類の系統樹上、アウストラロピテクス・セディバは、300万年前の猿人の化石「ルーシー」と、210万~150万年前まで存在し道具を使用していたとみられる初期人類「ホモ・ハビリス」との間を埋める種になる可能性がある。

研究を主導したニューヨーク大学のスコット・ウィリアムズ氏は、「人類進化の重要な転換点に光を当てるものだ」と発見の意義を強調した。

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