珍しい赤ちゃん恐竜の頭蓋骨、親との違いに新たな発見 米

「アンドルー」と名付けられたディプロドクスの赤ちゃんの頭部化石/John P. Wilson

「アンドルー」と名付けられたディプロドクスの赤ちゃんの頭部化石/John P. Wilson

(CNN) 米モンタナ州のジュラ紀の地層から見つかった恐竜の赤ちゃんの頭蓋骨(ずがいこつ)の化石に関する分析が、11日刊行の科学誌に掲載された。同種の恐竜の頭部としてはこれまで発見された中で最も小さく、成長過程での変化を探るうえで貴重な手掛かりになるとみられる。

「アンドルー」と名付けられたこの頭蓋骨の化石は長さが23センチほど。長い首を持つ大型の草食恐竜ディプロドクスの赤ちゃんのものだ。今回の研究論文の著者で、モンタナ州グレートプレーンズ恐竜博物館の古生物学担当責任者のケアリー・ウッドラフ氏は「重要なのはサイズだけではない。全体の形状、とりわけ歯の構造から、ディプロドクスがどのように成長するのかがより理解できる」と述べた。

アンドルーの形状は、成長したディプロドクスの頭蓋骨をそのまま小さくしたものとは異なっている。これは成長する間、骨の形や各部位の長さの比率に多くの変化が生じていることを示唆する。

成長したディプロドクスの口には前の方に杭のような形状の歯が生えているのが知られているが、アンドルーはこれに加えて口の後ろの方に平べったい歯を持っている。複数の形状の歯でより多くの種類の植物を食べ、急速に成長するためのエネルギーを得ていたとウッドラフ氏は指摘する。

前に突き出たあごの形状も、アンドルーは短くて幅が狭いのに対し、成長したディプロドクスは幅広で角ばっている。前者は森の中の植物を、後者は開けた土地に生えた草を食べるのに適しているという。

こうした特徴の違いから、研究者らは幼いディプロドクスについて、年齢の近い者同士で群れをつくり、親から離れて森で自活していたと考えている。森の中の方が天敵から隠れるのが容易で、親と離れて暮らしていればその巨体に踏みつぶされる危険も回避できたとみられる。

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