地球の金は宇宙から、起源は「中性子星の衝突」?

残光の観測が示唆するのはこれだけではない。研究チームによると、金を含む重い元素が大量に作り出された可能性をも示すという。

鉄や炭素などと異なり、金のような重い元素は恒星の内部で作ることはできない。大きな恒星の終末期に起きる「超新星爆発」で生まれたとの説もあるが、バーガー氏は「宇宙に存在する金の大部分は中性子星の衝突、合体から作り出された」との見方を示す。

バーガー氏の試算によれば、中性子星同士の衝突が1度起きると、月10個分もの質量の金がつくられる。これまでに発生した推測衝突数を踏まえると、「中性子星の衝突だけで宇宙全体の金が生み出せる計算だ」と同氏は主張する。

このようにしてできた金が宇宙空間にばらまかれ、太陽や地球を構成する物質のひとつになったとみられる。ただ近年の研究によると、地球誕生当時の金は中心核に沈んでしまい、表層部の鉱脈はそれから数億年後に降り注いだ隕石(いんせき)群によって運び込まれた金と考えられている。

研究成果は専門誌アストロフィジカル・ジャーナル・レターズで発表される。

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