中国、台湾との貿易を一部停止 米下院議長の訪台に報復か

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米国のペロシ下院議長(左)と台湾の蔡英文総統=3日、台北/Chien Chih-Hung/Office of The President/Getty Images

米国のペロシ下院議長(左)と台湾の蔡英文総統=3日、台北/Chien Chih-Hung/Office of The President/Getty Images

香港(CNN Business) 中国政府は3日、台湾との貿易の一部を停止すると発表した。米国のペロシ下院議長が台湾を訪問したことに対する報復措置とみられる。

中国の台湾事務弁公室によると、台湾からの輸入を停止するのはグレープフルーツ、レモンなど柑橘(かんきつ)系の果物と冷凍アジなど一部の魚介類。

税関当局者らは別の声明でこれらの品目の輸入停止について、果物は「基準を超える残留農薬量」、魚介類は「新型コロナ予防」を理由に挙げた。

一方、中国商務省は天然砂の台湾への輸出を停止した。天然砂は半導体チップを製造するのに必要な素材。台湾はあらゆる電子製品に欠かせない半導体の供給で世界をリードしている。

中国は台湾にとって最大の貿易相手国。台湾政府によると昨年の両国間の貿易額は2730億ドル(約36兆円)で、これは台湾の対外貿易全体の33%を占める。

INGグループのアナリストらは3日、ペロシ氏の台湾訪問が「予想通り中国当局者の怒りを買った」と述べた。

これに対し台湾の複数の当局者らは、中国による天然砂の輸出停止の影響は「限定的」だと指摘。中国産の天然砂が需要全体に占める割合は「1パーセントに満たない」とした。

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