小売り大手ウォルマート、来月末までに米国で5万人雇用へ

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小売り大手のウォルマートが米国で新たに5万人を雇用する計画を明らかにした/Jeff Greenberg/Universal Images Group/Getty Images

小売り大手のウォルマートが米国で新たに5万人を雇用する計画を明らかにした/Jeff Greenberg/Universal Images Group/Getty Images

ニューヨーク(CNN Business) 米小売り最大手のウォルマートは16日、今春、米国内で5万人超を新規雇用する計画を発表した。

同社は16日に発表した声明で、新たに雇用する従業員を店舗、クラブ、キャンパス、サプライチェーン(供給網)施設に配置すると述べた。四半期末の来月末までに雇用する。このニュースはウォールストリート・ジャーナル紙が最初に報じた。

ウォルマートは昨年、約5500人の薬剤師と薬局管理者、1万3000人超の調剤技師、約4500人のトラック運転手を採用した。最新の年次報告書によると、同社は昨年3月末時点で米国内で160万人を雇用している。

ウォルマートは労働市場が厳しい中、従業員の給与を時給16.40ドル(約1950円)に、「特定の役割と市場」では最大30ドルに引き上げた。

一方、同じく米小売り大手のターゲットはこのほど、一部の職種の労働者の初任給を1時間あたり24ドルに引き上げると発表した。ウォルマートのライバルであるターゲットは、この時給引き上げは同社のディスカウントストア、サプライチェーン施設、本社の時間給労働者に適用されると説明している。

小売業界では新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に端を発した労働者不足が続いており、どの企業も労働者の確保と雇用の拡大に苦慮している。

ハーバード大学とカリフォルニア大学サンフランシスコ校の共同事業であるシフト・プロジェクトの最近の報告書によると、「パンデミック時に働くことによる健康リスク、不安、ストレスに加え、多くのサービス業従事者は慢性的に予測不可能で不安定な勤務体系と闘い続けている」という。

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