テスラ、中国で28.5万台リコール 運転支援機能の不具合
(CNN) 米電気自動車(EV)大手テスラは26日から、中国でEV28万5000台あまりのリコールを開始した。中国当局によると、走行速度を自動制御するクルーズコントロール機能に不具合が見つかった。
中国の国家市場監督管理総局によると、一部のモデルで運転中にギアを変えようとしたり、ギアセレクターにたまたま触れたりした場合にクルーズコントロールが作動し、車が突然加速する恐れがある。
リコール対象は、輸入車の「モデル3」3万5665台と、上海のテスラ工場で生産した「モデル3」と「モデルY」合わせて24万9855台。遠隔または対面でソフトを更新するという。
テスラは26日、中国のSNS「微博(ウェイボー)」の公式アカウントに謝罪文を投稿した。
上海製のモデル3はこれまでも、品質を疑問視する中国規制当局から指導を受けていた。中国の業界団体によると、国産のEVが売り上げを伸ばすなか、テスラ車の4月の販売台数は2万6000台足らずと、先月を27%も下回った。