米ターゲット、ポケモンカードなどの販売停止 暴力事件受け

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米ターゲットは、米プロスポーツや「ポケットモンスター」などのトレーディングカードの店頭販売を一時的に中止すると明らかにした/David Paul Morris/Bloomberg/Getty Images

米ターゲットは、米プロスポーツや「ポケットモンスター」などのトレーディングカードの店頭販売を一時的に中止すると明らかにした/David Paul Morris/Bloomberg/Getty Images

(CNN) 米小売り大手ターゲットは14日以降、米プロスポーツリーグや「ポケットモンスター」などのトレーディングカードの店頭販売を一時的に中止すると発表した。

中西部ウィスコンシン州の店舗で先週、スポーツカードをめぐって顧客の男性が4人組のグループに襲われる事件が起きたことを受け、顧客と従業員の安全確保を最優先に決断を下したという。

野球の大リーグ(MLB)、プロフットボールリーグ(NFL)、プロバスケットボールリーグ(NBA)とポケモンのトレーディングカードが対象だが、オンライン販売は続行する。店頭販売を再開する時期は公表されていない。

トレーディングカードはこのところ、新型コロナウイルス感染拡大による外出制限などの影響で人気が急上昇している。

スポーツオークション大手「ゴールディン・オークションズ」では、ポケットモンスターのひとつ「リザードン」の珍しいカードが昨年12月に36万ドル(約3800万円)で落札され、今年初めにも40万ドル近い値がついた。2月にはNBAの元スター選手、マイケル・ジョーダンのルーキーカードが73万8000ドルの落札価格を記録した。

ターゲットの店舗では事件に先立ち、トレーディングカードを入手するために徹夜で並ぶ客がいるとして、購入を1日1点に制限していた。

一方、米小売り大手ウォルマートの報道担当者はCNNとのインタビューで、トレーディングカードの店頭販売を続けるとコメント。需要の急増に対応しつつ、安全に楽しく買い物をしてもらえるよう改善策を検討すると述べた。

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