手を使わずに着脱できるスニーカー、ナイキが発売へ
ニューヨーク(CNN Business) 靴を履く手間さえもわずらわしいという人のために、米スポーツ用品大手のナイキが「簡単に着脱できる」シューズの新製品を発表した。
新製品の「ゴーフライイーズ」は、手を使わなくても簡単に着脱できるナイキ初のレースレススニーカーとなる。新型コロナウイルスの流行を受けて消費者が接触を減らす中、簡単に着脱できるクロックスのような競合製品の人気が復活しつつある。
ゴーフライイーズは靴ひもの代わりに伸縮性のバンドで靴を固定する。足を入れるだけで靴に足がはまり、脱ぐ時はかかとを踏むだけで済む。
米国では2月15日から、ナイキの公式サイトで無料のメンバー登録をした会員向けに発売される。価格は120ドル(約1万2600円)。一般向けには年内に発売予定。
新型コロナの影響で自宅にいることが増えた消費者は、快適性を求める傾向が強まっている。クロックスは直近の決算で売り上げが55%上昇。2020年の売り上げは過去最高を見込んでいる。
ナイキは小売店を通さない直販戦略に沿って、今回はまず公式サイトで新商品を売り出す。昨年12月に発表した四半期決算ではフィットネスシューズやカジュアルシューズが好調で、ネット通販は84%の増収だった。