豪カンタス最後の747型機、上空に描いたカンガルーでお別れ

豪カンタス航空最後のボーイング747型機が最後のフライトでカンガルーの巨大なロゴマークを描き出した/Qantas/Flightradar24/Getty Images

豪カンタス航空最後のボーイング747型機が最後のフライトでカンガルーの巨大なロゴマークを描き出した/Qantas/Flightradar24/Getty Images

(CNN) 50年に及ぶ飛行を経て現役を引退した豪カンタス航空最後のボーイング747型機が22日、見納めとなるオーストラリアの上空に、同航空のカンガルーの巨大なロゴマークを描き出した。

747型機は、燃費が向上して飛行距離も長くなった787型機(ドリームライナー)やエアバスA350型機に入れ替えられている。当初は年内に引退させる予定だったが、新型コロナウイルスの流行で世界の旅行需要が壊滅状態となったことを受け、予定を6カ月前倒しした。

シドニー空港には、同機を見送るために大勢の人が集まった。水敬礼を受けてシドニーを離陸した同機は、米ロサンゼルスを経由して、モハベ砂漠にある廃機場に収容される。

他国から遠く離れたオーストラリアにとって、747型機の大型の機体は航空運賃の引き下げに貢献したとカンタス航空は述べ、「おかげで海外旅行が平均的なオーストラリア人の手の届くものになり、人々はこの機会に飛びついた」と振り返った。

最後の飛行はカンタス航空初の女性機長、シャレル・クイン氏が操縦した。同氏によると、カンタス航空の747型機には過去50年で乗客2億5000万人以上が搭乗した。

ラストフライトに臨む747型機を見送る人々=オーストラリア・シドニー/Peter Parks/AFP/Getty Images
ラストフライトに臨む747型機を見送る人々=オーストラリア・シドニー/Peter Parks/AFP/Getty Images

1974年に大型サイクロンが直撃した際は北部のダーウィンから674人を救出し、2004年12月の大津波では、モルディブとスリランカに医療物資を届け、観光客を帰国させた。直近では、新型コロナの影響で中国の武漢に取り残されたオーストラリア人を帰国させる役割を果たした。

初の747型機がカンタスに納入されたのは1971年8月。国内にマクドナルドの1号店が開店したのと同じ年だった。

カンタスは事前の発表の中で、同機は太平洋に向かう前にシドニー港で低空飛行を行って、博物館に展示されているカンタス最初の747―400型機に最後の別れを告げると説明していた。

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