旅客機が2度にわたり離陸見合わせ、酔った客が小競り合い 英空港

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寄った乗客によるトラブルで出発が3時間半以上遅れた/Shutterstock

寄った乗客によるトラブルで出発が3時間半以上遅れた/Shutterstock

(CNN) 英マンチェスターの空港でこのほど、スペインに向かう旅客機が2度にわたり離陸を見合わせ、運航が大幅に遅れる出来事があった。機内で酔った客同士による小競り合いが複数回起きたためとしている。

離陸の見合わせを余儀なくされたのは5日にスペインのアリカンテへ向かう予定だった英格安航空イージージェットの旅客機。同社の声明によると、別々の2つのグループが機内で小競り合いを起こしたという。

これらの乗客は自分たちの酒類を機内に持ち込んだほか、搭乗前のターミナルでも飲酒していたと、会社側は説明している。

最終的に警察が機内に乗り込み、暴れた乗客らを排除して、機体はアリカンテに向けて出発した。到着は予定より3時間半以上遅れた。

イージージェット側は同社の職員について、乗客の安全確保を迅速に行うための訓練を受けていると述べた。そのうえで、こうした出来事はまれだとしながらも「機内での乱暴な態度、人を脅すような振る舞いは会社として容認しない」と強調した。

現行の規定では空港の利用客に対していつでも自由に飲酒することを認めているが、飲酒に関連した事案が増えていることから、英政府は現在規定の変更を検討している。

昨年6月にはロンドンからトルコに向かっていた旅客機の機内で26歳の女がドアを開けようとして乗員らに制止される出来事があった。女は事前にアルコールと薬を摂取していたが、報道によるとそのことについてよく覚えていないという。女に対しては今年2月、禁錮2年の判決が下った。

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