プラスチック製紙幣約5千万枚を取り換え、傷み目立ち 英

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プラスチック(ポリマー)製の紙幣について、約5000万枚を取り換えていたことがわかった/Chris Ratcliffe-Pool/Getty Images

プラスチック(ポリマー)製の紙幣について、約5000万枚を取り換えていたことがわかった/Chris Ratcliffe-Pool/Getty Images

ロンドン(CNN) 英国で2016年から利用が始まったプラスチック(ポリマー)製紙幣の傷みやすり切れなどが目立ち、導入以降、約5000万枚をこれまで取り換えていたことが5日までにわかった。

同国のPA通信が情報公開法によって請求し、入手したデータを基に報じた。取り換えられたのはポリマー製の5ポンド(約705円)紙幣が16年からの3年間で約2000万枚、17年9月から投入された10ポンド紙幣の場合は約2600万枚だった。

最初のプラスチック製の5ポンド紙幣にはチャーチル元首相の、10ポンドには作家ジェーン・オースティンの顔が描かれた。今年に発行予定の20ポンド紙幣には画家のジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナーが登場する。

英国の中央銀行「イングランド銀行」によると、昨年時点で出回っていた5ポンド紙幣は約4億枚、10ポンドは10億枚。

同銀の昨年の年次報告書でマーク・カーニー総裁は、ポリマー製の紙幣の寿命は紙製と比べ2倍以上との見方を表明。耐用期間やリサイクル機能の面で環境保護にもより適しているとも述べていた。

同銀は以前、プラスチック製紙幣の中に獣脂成分が検出される可能性を確認し、論議を招いたことがあった。

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