米ボーイングの受注数、4〜6月期は13機と激減

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墜落事故の影響により、ボーイングは第2四半期の受注数を大きく減らした/Stephen Brashear/Getty Images

墜落事故の影響により、ボーイングは第2四半期の受注数を大きく減らした/Stephen Brashear/Getty Images

ニューヨーク(CNN Business) 米航空機製造大手ボーイングは11日までに、今年の第2四半期(4〜6月)における商業用旅客機の受注が13機と、前年同期の277機から激減したと報告した。

インドネシアとエチオピアで墜落事故が相次いだ主力の小型旅客機「737MAX」の世界規模での運航停止や納入中断などが大きく響いた。

第2四半期における引き渡し機数は90機で、前年同期の194機と比べ半分以下だった。

また、今年上半期(1〜6月)の受注機数は108機で、昨年同期の453機から大幅に減った。今年上半期の実績は737MAXに絡む問題が発覚する前に受注したものが大半だった。

一方、ボーイングの競合相手である欧州エアバスも最近、今年上半期の業績を発表。受注は213機でボーイングのほぼ倍の水準となった。

ボーイングは世界規模での737MAXの運航停止が決まった後、顧客への引き渡しを直ちに中止。現在も生産は続けているが、米連邦航空局(FAA)や他の航空行政当局がいつ運航再開を承認するのかは不透明となっている。

ボーイングにとって737MAXは稼ぎ頭となっており、受注を受け生産、引き渡し待ちの機数は約4000機。同社の低調な受注件数にはこの要因も絡む。

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