女性用商品が高いのは差別? 「ピンク税」批判で値下げ 英小売り

2016.02.04 Thu posted at 16:19 JST

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ロンドン(CNNMoney) 世間にはほとんど同じ商品なのに「男性用」よりも「女性用」の価格の方がかなり高いものが存在する。このような価格施策は「性差別だ」との批判の声を受け、英国の小売りチェーン店が今週、一部商品の値下げに迫られた。

不公平な値付けの中止を求めるインターネット上の請願運動の対象となったのは英国で2500店舗を運営するドラッグストアチェーンのブーツ。請願は女性用クリームが9.99ポンド(約1700円)のところ、男性用は7.29ポンドなどと指摘し改善を迫った。ブーツはこのような価格付けは「例外的」で「女性を差別する価格設定はなく(このような動きに)驚きと失望を感じている」と述べつつも値下げに踏み切った。

男性用と女性用での商品価格差の問題は英議会でも取り上げられた。労働党のポーラ・シェリフ下院議員はこうした行為を「搾取」だと評した。「女性の方が給料は安いのに製品やサービスに対して多く支払うことを期待されている。単に女性であるという理由だけで金を取られているのだ」

シェリフ議員は、消費財購入のための支出を比べると女性の方が年平均で200ポンド多いとする2012年のデベロップメント・エコノミクスの調査も取り上げた。

こうした性差に基づく価格差は「ピンク税」と呼ばれ、世界各地で怒りの声が上がっている。

米ニューヨーク市は、女性用と男性用の区別が明示されている800近い商品を調査。昨年発表された報告書によると、女性用ヘアケア製品の価格は男性用に比べて平均48%高かった。かみそりでは11%、ジーンズも10%以上高く、おもちゃでも女児用のほうが男児用より11%高かった。商品全体の42%が女性用の方が高かったとしている。

「男性と同じような製品を買っていても、女性の方が一生涯に支払う額は数千ドル高くなることが明らかになった」と報告書は指摘している。

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