原油安で痛手のナイジェリア、OPEC緊急会合求める

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原油価格の下落傾向が続く

原油価格の下落傾向が続く

一方でサウジの石油相は昨年末、たとえ原油価格が1バレル20ドルに落ち込んでも減産に踏み切るつもりはないと表明した。

原油安の背景には、米国で進むシェールオイル開発による供給過剰がある。サウジには原油価格を低く抑えることでシェールに対抗し、シェアを奪還する狙いがあるとみられる。

だがこの狙いも、ナイジェリアにとってはほとんど意味を持たない。最大の市場だった米国への輸出は、2010年7月の3640万バレルから、昨年11月には170万バレルまで激減した。

2008年の原油価格暴落を事前に予測した実績を持つ米シティグループのエドワード・モース氏は最近、OPEC崩壊の可能性に言及している。同氏によれば、原油価格の下落は今年も続き、第2四半期には1バレル35ドルまで落ち込む見通し。60ドルまで回復するのは来年以降になるという。

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