コロナ規制厳格化に抗議デモ、警官隊と衝突 ベルギー

炎の横を歩く機動隊=5日、ベルギー首都ブリュッセル/Kenzo Tribouillard/AFP/Getty Images

2021.12.06 Mon posted at 15:24 JST

(CNN) ベルギーの首都ブリュッセルで5日、政府の新型コロナウイルス対策規制に反対するデモ隊と警官隊の衝突があり、警察がデモ参加者に対して放水銃を使用した。

ベルギー政府は3日、新型コロナ対策規制の厳格化を発表。6歳以上の子どもにもマスク着用を義務付け、幼稚園と小学校の冬休み開始を今月20日に前倒しすると発表した。

政府は社会的接触の制限を強く勧告し、人とは屋外で会うことが望ましいとしている。

警察は、物を投げたりバリケードを崩そうとしたりした一部のデモ参加者に対して放水銃を使用した。

ブリュッセル警察はこれに先立つツイートでデモ隊に解散を呼びかけていた。その後、「今からトラブルメーカーの逮捕に踏み切る」と通告した。

新型コロナウイルス対策の規制をめぐりデモ隊と警官が衝突した=5日、ベルギー首都ブリュッセル

ブリュッセルでは2週間前にも同様の抗議デモが暴徒化していた。この時のデモには警察の推計で約3万5000人が参加した。

SNSに投稿された動画には、警察がデモ隊に対して放水銃を使う様子が映っている。

欧州では各地で政府の新型コロナ対策に対する抗議デモが相次いでいる。11月下旬にはオランダのロッテルダムで、警察の警告射撃を受けて2人が負傷した。

オーストリアの首都ウィーンでは11月のデモの最中に催涙スプレーが使われた。4日には数千人が集まって、新型コロナ対策のロックダウン(都市封鎖)や来年2月からのワクチン義務化に抗議した。

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