世界の新型コロナ死者、400万人を超す

世界の新型コロナ死者が400万人を超えた/Fabio Teixeira/NurPhoto/Getty Images

2021.07.08 Thu posted at 16:00 JST

(CNN) 7日発表の米ジョンズ・ホプキンス大学のデータによると、新型コロナウイルス感染症による世界の死者数は400万人を超えた。

このうち、上位3カ国の死者数が3分の1以上を占める。最多60万6000人の死者を出している米国は全体の15%を占め、ブラジルとインドがこれに続く。

米国と欧州ではワクチン接種が進み、新規感染者や死者は減少傾向にある。ただ、インドネシアなど一部の途上国はワクチン確保に苦慮しており、依然として感染拡大に直面している状況だ。

一部の国や地域では、より感染力が強く危険性の高い恐れのある変異株(デルタ株)も感染拡大の要因となっている。米疾病対策センター(CDC)によると、米国ではデルタ株が新規感染者の半数以上を占める。

ジョンズ・ホプキンス大によると、ここ1週間は1日当たり平均7900人の死者が報告された。毎日1万4700人以上が死亡していた1月のピーク時からは46%減ったものの、昨年同時期の1日約5000人に比べると57%増えた計算になる。

世界の死者が100万人を超えたのは昨年9月18日。世界保健機関(WHO)がパンデミック(世界的大流行)を宣言した191日後のことだった。その後、死者数は115日間で200万人、88日間で300万人、89日間で400万人に達した。

特に発展途上国では感染状況の正確な追跡が難しいことから、多くの専門家は、実際の死者数は公式報告数を大幅に上回る可能性が高いとみている。

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